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【カジノ】巨大IRの従業員のために豪華社食と最新鋭システムでやる気アップ! [カジノの気になるワダイ]

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カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法が昨年成立し、国内では2020年代中盤から後半にかけ、IR開業が見込まれている。賭博のイメージが強いIRだが、実際はホテル、飲食店、ショッピングモール、会議場とさまざまな機能を持ち、膨大な人数の従業員が働いている。マカオやラスベガスでIRを取材すると、数千人単位の従業員が働くための工夫や社会貢献に向けた取り組みが目立った。


■カードをかざすだけで

 サンズ・チャイナが運営するマカオのIR「ベネチアン・マカオ」は敷地面積が約29万平方メートルに及び、1万人近い従業員が働く巨大施設だ。そのバックヤードも大規模。なかでも、ユニホームルームに導入されていた装置には驚かされた。

 「カードをかざすと、すぐに自分のユニホームを受け取ることができます」

 カードを読み取り機に近づけると、服をつるしたコンベアが勢いよく動き出す。ピタリと止まって扉を開くと、その人の制服が目の前に準備されていた。ものの数秒の出来事だった。

 ユニホームルームでは、約16万着の制服を管理する。制服に碁石ほどのチップを取り付け、センサーで認識しベルトコンベヤーで運び振り分けるのだ。

 制服といっても、フロント係から、清掃係のハウスキーパー、名物アトラクションであるゴンドラの船頭役の横しまシャツなど多種多様。制服を取り出す手間を考えれば、これだけ大がかりな装置が必要なのだ。




 ■従業員の顕彰も

 IRは多くの人が働くため、その従業員食堂も大きかった。米IR事業者のウィン・リゾーツではシェフ約40人を抱え、年間約1千万ドル(約11億円)分もの食事を提供する。

 ラスベガスのIR「ウィン・ラスベガス」と「アンコール」の2施設は一体的に運営されている。そのバックヤードの食堂のテーブル席はじゅうたんが敷かれ、落ち着いた雰囲気に統一されていた。IR内のレストランと説明されれば、信じてしまいそうだ。

 ウィン・リゾーツでは、従業員のモチベーションアップに向けた活動も興味深かった。接客やチームワークで特別な働きをした従業員を顕彰するため、はがき大のカードに、従業員のポーズ写真とともに、裏面で実際に取った行動を文章で紹介。内容は1カ月ごとに更新されるという。昨年11月に取材した際には4枚が掲示され、うち1枚には、結婚式であったスタッフの対応を取り上げていた。

 新郎が着るはずのズボンがクリーニング店の不手際で届かないため、スタッフが即座に連携し、青いズボンを貸し出した。欧米では、結婚式での青い物や借り物は縁起物とされるため、スタッフの機転が結婚式を一層盛り立てたことをたたえていた。

 ■ブランド構築に注力

 IR事業者は、環境問題の解決や社会貢献にも熱心だ。

 サンズ・チャイナではプラスチックによる海洋汚染対策として、施設内で提供するストローについてプラスチックをやめ、紙製に切り替えている。




 一方、ウィン・リゾーツは大規模な太陽光発電施設を持ち、再生可能エネルギーの利用を促進している。2020年3月に開業予定の新しいコンベンションセンター(会議場)で使うすべての電力を、この施設でまかなう計画がある。

 確かに、IRが機能として持つカジノには、ギャンブル依存症の増加、巨額の金が動くことで高利貸しやマネーロンダリング(資金洗浄)など負のイメージもつきまとう。

 IR事業者の従業員の福利厚生や企業の社会的責任を果たそうとする取り組みには、こうした負のイメージを払拭するねらいもある。いずれにしても、クリーンなイメージを、ブランドや従業員に浸透させることに力を注ぐ姿勢を強く感じた。





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